「主語が3人称単数の場合は一般動詞の語尾にSを付ける」という何1つ面白みのないルールをストレスなく瞬間記憶出来る小話を作ってみました。同時にbe-動詞の復習も出来るので最後までお読み頂ければ幸いです。
今回は、対話型授業形式で解説します

・He swim every day.
この文には文法的な誤りがあります。どこが間違っているでしょうか?

swimの語尾にSを付けて
・He swims every day.とするのが正しいです。

その通りですが、なぜ、swimの語尾にSが必要なんですか?

主語(He)が3人称単数だからです。

なぜ、主語が3人称単数だと一般動詞swimの語尾にSが必要なんですか?

学校で、そのように決まっていると習いました。

それでは、なぜ、そのように決まったと思いますか?

・・・

それでは、一般動詞以外に知っている動詞はありますか?

be-動詞を前の項目で習いました。

歴史を遡ってみると言葉というのは一気に全てが完成した訳ではなく、必要に応じて徐々に完成していったそうです。
ところで、そのbe-動詞と一般動詞、歴史的にどちらが先に生まれて言葉として完成したと思いますか?

・・・

be-動詞は am/is/are の3種類ですが、一般動詞は動作の数だけ無数にあります。

無数の言葉が完成するのは時間がかかるので3種類しかないbe-動詞が先に完成したと思います。

そう考えるのが自然ですね。
人の歴史もそうですが、先に生まれた人が、後から生まれた人へ何かしら影響を与えるものです。
実は、先に言葉として生まれたbe-動詞はその後生まれた一般動詞に少なからず影響を与えています。

ところでHe swims every day.の主語を (I と They)にすると、文はどのように変化しますか?

・I swim every day.
・They swim every day.
となりswimsのsがなくなります。

その通りです。それでは文をまとめてみましょう。
・ I swim every day.
・ He swims every day.
・ They swim every day.
ところで I のbe-動詞は何ですか?

am です。

Heのbe-動詞は何ですか?

is です。

Theyのbe-動詞は何ですか?

are です。

何か気付いたことはありますか?

・・・

それでは、be-動詞と一般動詞でまとめてみましょう。
・I am/He is/They are
・I swim/He swims/They swim
どうですか?何か気付きましたか?

・・・

これではどうでしょうか?
・I am/He is/They are
・I swim/He swims/They swim

あっ!なるほど!

やはり一般動詞はbe-動詞の影響を受けてますね。

そうですね。
まとめ

今回は「主語が3人称単数の場合は一般動詞の語尾にSを付ける」という何1つ面白みのないルールをストレスなく瞬間記憶出来る小話でした。

「主語が3人称単数の場合は一般動詞の語尾にSを付ける」というルールを理屈抜きに丸暗記するというのは何1つ面白くない作業だと思います。
一般動詞以前に教わったであろうbe-動詞で置き換えて考えると、主語が3人称単数であればbe-動詞は全て例外なく共通してisであり、幸いなことにisも語尾はsが付いているため、記憶する際にこの共通点を利用しない手はないですね。
