「alwaysは頻度を表す副詞である」と言って解説を始めてしまうと、「またなんか小難しい話が始まったな」と何となく身構えてしまう方が多いのではないでしょうか。恐らく、頻度という言葉の意味は何となく分かるような分からないような感じがして、副詞という言葉からは「何が副か?」と心に伝わって来るものは1つもない、というのが小難しさを感じるの要因であると考えます。
ところで、この「頻度」という言葉を辞書などで調べてみると、その説明の中に「出現度数」という言葉が度々登場します。例えば、「そこに行くといつもいるオジさん」つまり、「10回行けば10回ともそこにいるオジさん」10回中10回の出現度数。または、「トムはいつも暇である」つまり、「10回トムに会うと10回とも暇なトムが登場する」10回中10回の出現度数。これがalways「いつも」が伝える頻度ということになります。
be-動詞(am/is/are)の文での頻度を表す副詞(always)の位置
上記の文はalwaysの位置が正しくありません。
それでは、なぜ上記の語順ではダメなのか、その理由を解説します!
「He always is there」が文法的に誤った語順である目からウロコの理由
既にご存知の通り、上記文中のHe(代名詞)とis(be-動詞)は He’sと短縮することが可能です。特に会話の際は特別な理由のない限り短縮形を用います。
困ったことに上記の語順だと alwaysが邪魔してHeとisが短縮出来ません。。
一方、上記の語順であれば、alwaysがHeとisの短縮(He’s)を邪魔することはありません。
まとめ
このように、be-動詞(am/is/are)を用いた文で頻度を表す副詞(always)をどこに置くのかを記憶する際は「be-動詞+頻度を表す副詞」と機械的に暗記するのではなく、せっかく覚えた短縮形(He’s/You’re/I’m)の知識を大いに利用しましょう!
今回は短縮形という多くの学生が既に知ってる事柄を利用した語順の記憶法でした。