イディオム解説一例(完全オリジナル)

というイメージを持つ前置詞 atを用いたイディオムをあっさり解決します

 

 

【講師】
・He seems rough, but at heart he is gentle.
<彼は粗暴に見えるが、根は(心の底は)優しいです>

 

日本語に「根は優しい」という表現がありますが、この根というのは心の根っこの部分であり、心の奥底、つまり表からは見えない心の最も深い底の部分のことを意味します。英語で「根は」つまり「心の底は」と表現する場合には、点のイメージを持つ前置詞「at」心「heart」を組み合わせてat heartと表現します。

 

「心の底」という場所に対し、なぜ「点」のイメージのatが用いられているのでしょうか?

【生徒】
  心のも結局は心のにあり、何となく空間を感じるので前置詞inではないか?という印象です。

 

 

 

 

 

 

 

【講師】
それでは、実際にheartを描いてみましょう。<ホワイトボード使用>

どうですか?

【生徒】
・・・・・
(生徒さんによって反応が様々です)

 

 

 

 

 

 

【講師】
これではどうでしょうか?

【生徒】
 あっ!
heartですね!?

 

 


・He seems rough, but at heart he is gentle.
<彼は粗暴に見えるが、根は(心の底は)優しいです>

 

 

(実際は、生徒さんによって反応は様々です)

 

英語のイディオム(熟語)の中には「なぜ この単語の組み合わせでこのような意味になるのか?」といった不思議な表現がたくさん存在し、その問いに対して明確に これといった答えがないことが多々あります。その問いに答えを出すためには発想の転換が必要となります。加えて、生徒さんの記憶に残すためにはその答え可能な限りシンプルにするということも重要です。

 

上記は一見すると荒削りな解説法ですが、生徒さんが「あっ!」と思った瞬間に記憶する作業は完了しています。

 

Think outside the box!
<型にはまらず考えよう!>


 

対話型授業一例
応用の実践(中学英語)